戸建て住宅を所有しているとかならず支払う必要がある固定資産税、これから新たに不動産を購入するとなると、いつから支払いになるのでしょうか。
税の説明やいくらかかるかなども解説していきますので、不動産の購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
固定資産税とは?不動産の購入によってどんな影響がある?
まず固定資産税とは、不動産を所有しているときに毎年納める税金です。
この税金は教育や文化、福祉だけではなく、都市整備などの多くの行政サービスの財源となります。
毎年1月1日時点で不動産登記されている不動産の所有者に請求されます。
そのため翌日1月2日から12月31日までのあいだに不動産の売買があったとしても、その年に固定資産税はかからないのです。
不動産とは土地と建物になりますので、それぞれに対しての固定資産税が必要となるのです。
不動産購入後、固定資産税はいくらくらいかかるの?
固定資産税の算出方法は、建物の場合は固定資産税評価額×1.4%となります。
この1.4%は標準税率とされ、ほとんどがこの税率ですが、市町村で自由に変更することが可能です。
土地の固定資産評価額については、公示価格のおよそ70%割合が基準です。
土地価格は変動しますので、3年に1回見直します。
固定資産税は土地と建物それぞれにかかりますので、戸建ての場合は純粋にそれぞれの税金を足した金額を支払います。
マンションも考え方としては同じですが、土地に関しては自分が所有する割合分を支払います。
不動産を購入してから固定資産税はいつ、だれが払うことになるの?
固定資産税はその年の1月1日にその土地と建物を所有している人に納税義務が発生します。
冒頭で1月2日から12月31日までの期間はその年の固定資産税はかからないとしましたが、あくまでその年にかからないのであって、翌年に日割りで計算され請求されます。
そしていつごろから支払うか、という時期については納税通知書が4月、5月あたりに届きますので、そこから年に4回の納税がはじまります。
住宅ローンのほかにも必要な税金はこのように発生しますので、不動産を購入するときは余裕をもって資金計画をたてる必要があります。