不動産探しをしている人は、物件探しとともに保険についても検討していらっしゃるでしょうか?
契約が決まれば保険の加入も必要になるので事前にリサーチが必要です。
今回は不動産購入時の火災保険について、義務か任意のどちらなのか、経費にできるのか、相場はいくらぐらいなのか解説していきます。
不動産を購入するときの火災保険加入は義務?任意?
不動産購入時の火災保険の加入は、正確には義務ではありません。
しかし、購入条件として加入しなければならないことがほとんどです。
これは、万が一火災などが起こってしまった場合、支払い能力がなく損害賠償などが滞ってしまうと、不動産会社やオーナーなどが困るからです。
とくに火災は自分だけでなく近隣住宅や上下左右の部屋まで影響があり、損害賠償や原状復帰などに大きなお金が必要です。
また、保険内容によっては家財の補償を付けられることから、高額な家具などが破損した場合にも使えます。
火災保険の保険料は経費にできるのか
火災保険は、事業所として利用している部分であれば経費として計上できます。
たとえば、自宅兼事業所としている場合は全額計上できるわけではなく、割合に応じて一部のみ経費として計上できます。
不動産の面積と事業所として利用している部分の面積の割合によって家事按分が決まります。
当たり前ですがプライベートで利用している部分の保険料は経費として計上できません。
火災保険の保険料の相場について
保険会社や補償内容によって金額は異なりますが、相場としては年間1万円から2万円が多いでしょう。
とくに火災保険は10年などの長期契約、一括払いにすることで安くなるため、契約期間や支払い方法によっては20万円から30万円になることもあります。
賃貸物件では1年契約や2年契約がほとんどですが、戸建て住宅やマンションなどを購入した場合は長期契約も選択できるので、内容や支払い額に応じて検討してみましょう。